CR-N500
・キヤノン初4K PTZリモートカメラ
・高画質と豊かな映像表現
・1.0型CMOSセンサー搭載
・デュアルピクセルCMOS AF対応
4K対応1.0型CMOSセンサー
高精細な4K UHD映像に対応した、画素ピッチ3.2μmの大型1.0型CMOSセンサーを採用。
映像処理プラットフォーム DIGIC DV6とのコンビネーションにより、高感度と低ノイズ性能を両立させました。
映像処理プラットフォーム DIGIC DV6
4K UHD映像だけでなく、Over Sampling HD Processingにより、フルHDもさらなる高画質を実現。
広角&高倍率ズーム
大判1.0型CMOSに対応しながらも小型・スリム化を実現。幅広い撮影シーンをカバーする、広角かつ高倍率な光学15倍・4K対応レンズを採用。 放送用レンズ開発で培われた光学技術を投入することでズーム全域において、画面中心から周辺までの4K画質の描写を実現しています。
デュアルピクセルCMOS AF搭載
被写体への追従性が高い、高速・高精度オートフォーカス
キヤノンが誇る高速・高精度像面位相差AF技術、デュアルピクセルCMOS AF 。
迷いのない、高速・高精度AFが通常撮影はもちろん、フレーム単位で高いピント精度を求められる4K UHD 30P/フルHD 60Pなど様々なシーンでの撮影をアシストします。
従来のコントラストAF方式では、映像のコントラスト(明暗差)から合焦位置を特定します。
そのため、合焦位置付近では、フォーカスレンズがわずかに前後駆動し、合焦までやや時間がかかる場合があります。
デュアルピクセルCMOS AFでは、位相差で合焦位置を特定するため、フォーカスレンズが滑らかに駆動し、速やかに合焦します。
ズーム中や、パン・チルト中であってもAF追従性に効果を発揮します。
画面内縦横比約80%の広い測距エリア
撮像と位相差AFの機能を兼ね備えた構造のCMOSセンサーを用いた画期的なAF技術デュアルピクセルCMOS AF。
CR-N500では画面内縦横約80%の範囲内で高速のコンティニュアスAFに加え、高精度な顔検出AFを実現し、ワンマンでの撮影を強力にアシストします。
また、測距エリアはクリック操作で測距エリア内を移動して自在なフレームワークでAF撮影できます。
タッチAF&顔検出AF
設定ページ(Web UI)での画面クリックによる直観的操作でデュアルピクセルCMOS AFを快適に操作。さらに、撮影目的に応じて使い分け可能な顔検出AFと組み合わせて、 ねらい通りにAF撮影可能です。
デュアルピクセルフォーカスガイド対応
デュアルピクセルCMOS AFの位相差AF技術を応用し、ピント位置の前ピン/後ピンまでをも伝える画期的UI。
シビアなフォーカス精度が求められる4K撮影においてピント合わせの障壁を軽くします。
スムーズな操作性
スムーズな操作性を実現
CR-N500は、高速から低速まで多段階の速度変化が可能な高精度なPT(パン/チルト)駆動機構とズームを連動させた「スムーズPTZ」を搭載。
加えて全方向に対応するコントロールレバーが搭載された、リモートカメラコントローラー 「RC-IP100」、ネットワーク経由でありながら、操作応答性が高いリモートカメラコントロールアプリとの連携も可能。
これら要素の連携により、リモートコントロールにおいてもスムーズな操作性を実現し、映像制作や放送現場にて、演出意図や撮影状況に応じた高度なカメラワークに対応。
4軸方向のブレ補正
4軸方向の光学式ブレ補正を搭載しました。縦回転補正と水平回転補正(2軸)、そして上下左右補正(2軸)が可能です。
トレース機能によるカメラ操作
カメラを操作した動作をトレースする機能を搭載しています。番組収録において、リハーサル時にオペレーターがリモートカメラコントローラー「RC-IP100」でPTZ を操作、撮影される出演者の動き(動線) をトレースして、カメラにそのトレース情報を登録します。 続く本番では、カメラに登録されたトレース情報を呼び出すことで、手動でPTZ操作を行わなくても、ボタン操作一つでカメラがPTZを再現し、特定した出演者の動きをトレースします。
運用サポート
各種インターフェースに対応
SDI接続やHDMI接続に加え、IP接続にも対応しています。
これにより、高解像度・高フレームレートな映像の複数・同時の映像配信が可能です。
また複数のプロトコルに対応しているため、汎用性の高いネットワーク構成が可能となりました。
カメラの状態を示すタリーランプ
カメラの状態を示す、タリ―ランプ(LEDランプ)が搭載されています。タリ―ランプはレンズ部の前面と後面にあり、「カメラが撮影している、または撮影が可能な状態」であるときに点灯します。
ランプ | ランプの状態 | カメラの状態 |
タリーランプ | 赤 点灯 | 配信中 |
緑 点灯 | 配信準備中 | |
POWERランプ | 緑 点灯 | 電源入り状態 |
緑 点滅 | 初期化中(起動中、再起動中) リモコン信号受信(1回点滅) |
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橙 点灯 | スタンバイ状態 | |
橙 点滅 | スタンバイ復帰中 | |
赤 点灯 | 機器異常 | |
STATUSランプ | 赤 点灯 | 起動時電力不足 ファームウェア更新中 |
緑 点灯 | パン/チルト 位置エラー | |
タリーランプ制御(対応プロトコル):XC(キヤノン新プロトコル)、NDI/HX、標準通信 |
無線によるリモートコントロール
純正のアクセサリーとして、赤外線リモコンが付属しています。LANケーブルによるIP接続のほかに、Wi-Fi接続も可能です。
タブレット端末からカメラの設定ページも操作できます。
赤外線リモコンやWi-Fi設定・操作が可能になることで、無線によるリモートコントロールを実現します。
※画像はイメージです。メニューや機能は変更される場合があります。
※CR-N500、RC-IP100は、クラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。
この場合は使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
※NDIは、NewTek,inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
システム構成例
ケース① 教会/チャペルの結婚式
PTZ機能により、参列者の司会を遮らない、様々な画角から撮影できます。
IPによる遠隔操作で、カメラマンでは撮影できない画角からも撮影できます。
IPで複数のカメラリモートコントロールできるため、少ない人員で撮影ができます。
ケース② ライブイベント
1.0型センサーによる高感度性能で、うす暗いステージでも低ノイズの映像が撮影できます。
PTZ機能により、ステージからの観客の姿、フロアからの演奏者の姿など、さまざまな画角から撮影できます。
業務用ビデオカメラとの共用で、多様なカメラワークによる、臨場感ある映像が撮影できます。
主な仕様
システム | 撮像素子 |
1.0型CMOS(単板) 有効画素数:約829万画素(3840×2160) |
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レンズ |
光学15倍ズーム F2.8~4.5 9枚羽根虹彩絞り 焦点距離:8.3~124.5mm(35mmフィルム換算時:約25.5mm-382.5mm) |
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デジタルズーム | 20倍 | ||
最短撮影距離 | ワイド端1cm、ズーム全域60cm | ||
シャッタースピード | 1/3 ~ 1/2000秒(フレーム周波数による) | ||
ゲイン | -6.0 dB ~ 33.0 dB | ||
NDフィルター | 内蔵(OFF、1/4、1/16、1/64)、電動式 | ||
ホワイトバランス | オート(AWB)、セットA、セットB、プリセット設定 (太陽光 約5600 K、電球 約3200 K)、色温度設定 (2000 K ~ 150000 K)、マニュアル | ||
フォーカス |
調整方法 : マニュアル、AF ブーストMF、コンティニュアスAF、顔検出AF、追尾 AF 方式 : デュアルピクセルCMOS AF、コントラストAF |
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ガンマ | Normal1 (Standard)、Normal2 (×4.0)、Normal3 (BT.709)、Normal4 (×5.0)、Wide DR、Canon Log 3 | ||
ブレ補正 | 光学式 | ||
最低被写体照度 |
3840 × 2160 : 約1.5 lux (シャッタースピード1/30 秒、フレーム周波数29.97Hz、ゲイン33.0 dB 時) 1920 ×1080 : 約3 lux (シャッタースピード1/60 秒、フレーム周波数59.94Hz、ゲイン33.0 dB 時) |
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パン・チルト機能 |
パン動作範囲 : 水平 ±170°(パン動作速度 : 0.1° ~ 100°/秒) チルト動作範囲 : 垂直 -30° ~ +90°(チルト動作速度 : 0.1° ~ 100°/秒) |
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映像出力フォーマット | SDI |
1920 × 1080 : 59.94P/59.94i、50.00P/50.00i/25.00P、29.97P/23.98P (4:2:2 10 bit) 1280 × 720 : 59.94P、50.00P (4:2:2 10 bit) – SDIとHDMIは、同一の映像出力フォーマット (SDIとHDMIで異なるフォーマットを選択することはできません) – HDMIで3840 × 2160を選択している場合、SDIに映像は出力されません。 |
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HDMI |
3840 × 2160 : 29.97P、25.00P、23.98P (4:2:2 10 bit) 1920 × 1080 : 59.94P/59.94i、50.00P/50.00i/25.00P、29.97P/23.98P (4:2:2 10 bit) 1280 × 720 : 59.94P、50.00P (4:2:2 10 bit) – SDIとHDMIは、同一の映像出力フォーマット (SDIとHDMIで異なるフォーマットを選択することはできません) – HDMIで3840 × 2160を選択している場合、SDIに映像は出力されません。 |
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IP |
3840 × 2160 : 29.97 fps、14.99 fps、5.00 fps (4:2:0 8 bit) 1920 × 1080 : 59.94 fps、 29.97 fps、14.99 fps,、5.00 fps (4:2:0 8 bit) 1280 × 720 : 59.94 fps、 29.97 fps、14.99 fps、5.00 fps (4:2:0 8 bit) 640 × 360 : 59.94 fps、 29.97 fps、14.99 fps、5.00 fps (4:2:0 8 bit) – フレーム周波数に59.94/50.00 Hzを選択した場合、3840 × 2160のフォーマットを選択することはできません。 – フレーム周波数を超えるフレームレートは選択することができません。 – JPEGはフレーム周波数によって1 パターン固定 (フォーマットは固定で選択することはできません) 解像度 : 1280 × 720 フレーム周波数59.94/50.00 Hz選択時 : 14.99 fps、フレーム周波数23.98 Hz選択時 : 11.99 fps、フレーム周波数29.97/25.00 Hz選択時 : 12.50 fps |
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プロトコル |
XCプロトコル(キヤノン独自)、RTP/RTSP、RTMP/RTMPS、NDI|HX* ※NDIは、NewTek, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 |
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プリセット | 登録数 : 最大100 箇所 (ホームポジション含む) | ||
インターフェース | コントロール | LAN、Wi-Fi、シリアル、IR | |
ネットワーク | LAN × 1、RJ45、1000Base-T | ||
3G-SDI OUT 端子 |
BNC ジャック × 1 出力のみ SMPTE 424、425、ST 299-2 準拠 エンベデッドオーディオ、タイムコード (VITC/LTC) |
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GEN-LOCK 端子 | BNC ジャック × 1 入力のみ | ||
HDMI OUT 端子 | HDMI コネクター × 1 出力のみ | ||
RS-422 端子 | RJ45 コネクター × 1 | ||
INPUT 1 端子 INPUT 2 端子 |
INPUT (3 ピンジャック) (① シールド、② ホット、③ コールド)、 2 系統、平衡 感度 (MIC 時) : -60 dBu (マニュアルボリュームセンター、フルスケール-18dB)/600 Ω/Att. : 20 dB 感度 (LINE 時) : +4 dBu (マニュアルボリュームセンター、フルスケール-18dB)/1 kΩ以上 供給電圧:DC48 V (バイアス抵抗6.8 kΩ) |
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MIC 端子 |
ϕ3.5 mm ステレオミニジャック (不平衡、プラグインパワー対応) 感度 (MIC 時) : -72 dBV (マニュアルボリュームセンター、フルスケール-18 dB)/1kΩ以上/Att. : 20 dB 感度 (LINE 時) : -10 dBV (マニュアルボリュームセンター、フルスケール-18 dB)/1kΩ以上 供給電圧: DC2.4 V (バイアス抵抗2.2 kΩ) |
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電源・その他 | 動作環境 |
温度:0°C ~ +40°C 湿度:10% ~ 90% (結露不可) |
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電源 |
PoE 機能 : LAN コネクターによるPoE+給電対応 (IEEE802.3at 規格準拠) – PoE 使用不可 外部電源 : DC 24 V に対応 (同梱AC アダプターを使用) |
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消費電力 |
PoE+入力 : 最大約 19.6 W* (本体のみ) DC 入力 : 最大約 18.6 W (本体のみ) * 給電装置に対しては、クラス4 (25.5 W を要求) |
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外形寸法(幅 × 高さ × 奥行) | 約200 × 269 × 208 mm (突起部含まず) | ||
質量 | 約4.1 kg (本体のみ) |