SC6D0N1 AIO 2ch対応オールインワン ストリーミングエンコーダー
特長
SDI入力1chと HDMIを含むさまざまな入力ソースから1ch、 合成画面(PGM)の計3チャンネルの映像ソースをリアルタイムでエンコードし、ライブ配信することができるエンコーダーです。 最新の配信方式であるSRTやRTSP、さらにRTMP形式での配信にも対応していますので、YoutubeやFacebook Liveなどのライブ配信サービスにも最適です。
MUSIC/SLASH 公式対応
SC6D0N1 AIOはMUSIC/SLASH 公式対応エンコーダーです。
1台で様々な入力ソースに対応
3G/HD/SD-SDIやHDMI、DVI、アナログRGB、コンポーネント、コンポジット、Sビデオなど様々な入力ソースにこの1台で対応することができます。 オーディオは2chのエンベデッドオーディオか、ステレオアナログライン入力から選択できます。
PGMモードでスイッチングやレイアウト表示
SDIとそれ以外の1入力の映像ソースを切り替えて使用する簡易スイッチャー的な使い方や、2つの映像を自由にレイアウト配置して表示するピクチャインピクチャ、 設定した時間で映像を自動的に切り替えるループの3つのモードに対応したPGMチャンネルは、そのまま配信したり録画したりすることが可能です。
各チャンネル2タイプ 合計6エンコーダーを内蔵
各チャンネルには2つのエンコーダーが用意されており、それぞれのエンコーダーに対してエンコードパラメーターや配信先を設定することが可能です。 1つのチャンネルでHEVCとH.264形式を混在させることも可能です。 2チャンネルとPGM合わせて合計6個ものエンコーダーが本機には内蔵されています。
パソコン不要 本機のみでの運用可能
パソコン用のモニタと、マウス、キーボードを接続することで、パソコン無しでも本機の全ての設定と運用を行うことが可能です。
IP ストリームの受信と表示にも対応
もう一台のSC6D0シリーズと組み合わせて使用することで送られてきたストリームを表示・録画したり再配信したりすることができます。
OSD表示
各入力チャンネル毎に4プレーンのOSDレイヤーが用意されており、テキスト、日時、静止画を個別に設定することができます。
録画に対応
前面USB3.0コネクタに記録媒体を接続することで、映像を録画することが可能になります。録画が完了した映像を設定したFTPサーバーに自動的にアップロードし、 転送が完了したファイルを自動で削除する機能もありますので、FTPサーバーと組み合わせることで長時間の録画を行うことが可能です。
静止画表示機能
映像入力ソースに静止画を設定することができます。入力信号が途切れた場合に静止画を自動的に表示することも可能です。
対応しているJPEG形式のフォーマット
解像度: 1920×1080 以下
DPI: 72DPI
色深度: 8 ビット / チャネル
※ 静止画表示機能をCH1/CH2で使用する場合、映像信号を一度入力する必要があります。PGMを使用する場合はCH1/CH2に映像信号を入力していなくてもお使いいただけます。
ストリーミングと録画の同時動作
ストリーミングはチャンネル毎に各2種類の合計6種類、各チャンネルのエンコーダーの設定毎に最大6本まで同時に動作させることが可能です。
ご注意
同時動作可能な機能は各種機能の設定によって異なります。それぞれの機能は上限値まで設定できるようになっていますが、 全ての機能を上限値に設定して使用できるわけではありません。各種機能をお使いいただく場合、 本機のCPUの使用率が平均80%程度に収まるように設定してお使いください。高いCPU負荷率に設定して使用すると、配信や録画が正しく動作できない場合があります。
仕様
対応フレームレート | 最大1920×1080 50/60 fpsまで対応 |
対応エンコード解像度 | 最少160×120までのまでダウンスケーリング機能内蔵 |
対応エンコード数 | 入力1×2種類 , 入力2×2種類 , PGM×2種類 |
エンコードモード | リアルタイムハードウェアエンコード |
ネットワークインターフェイス | RJ45:10/100/1000Mbps イーサネット(DHCPクライアント機能内蔵) |
ビデオ入力端子 |
■入力1 BNC×3 (コンポーネント / コンポジット/S ビデオと共用) DVI-I×1 (DVI/Analog RGB) HDMI×1 ■入力2 BNC×1 3G/HD/SD-SDI(3G-SDI Level b非対応) |
オーディオ入力端子 |
■入力1に対応 RCA×2 (ステレオアナログオーディオ入力) ステレオミニジャック×1 (ステレオアナログオーディオ入力) ■エンベデッドオーディオ (SDI / HDMI / DVI-D) |
対応入力解像度 |
1920×1080 (60p/50p/30p/25p/24p/60i/50i) 1280×720 (60p/50p) / 1280×1024 (60p) 1280×960 (60p) / 1024×768 (60p) / 800×600 (60p) / 720×480 (60p/60i) / 640×480 (60p) / 720×576 (50p/50i) |
ビデオ出力端子 | HDMI×1 |
エンコードモード |
■ビデオ H.264 / H.265 , Main / High Profile , 最大ビットレート 64Mbps エンコードはプログレッシブのみ対応。インタレースの映像信号はプログレッシブでエンコードされます。(例:60i → 30p) ■オーディオ AAC-LC , 最大ビットレート 384kbps , サンプリングレート 48KHz,16bit |
対応配信プロトコル |
HLS(Pull) , RTMP/RTMPS(Publish) RTSP over HTTP/UDP(RTSPエレメンタリストリーム) TS over UDP (Unicast) , TS over RTSP SRT(Caller, Listner) |
対応配信ストリーム数 | 入力1 , 入力2 , PGM各2本 |
対応録画ストリーム数 | 入力1 , 入力2 , PGM各2本 |
対応デコードストリーム数 |
2本(信号入力と排他です) / 映像はPGM出力として表示されます 本製品で録画したファイルまたはストリームを受信して表示できます |
HDMI出力モード | PGM画面出力 , 1920×1080 50/60P |
OSD | 入力1 , 入力2 , PGM毎に4プレーン , 日時、静止画が表示可能 |
外部制御 | RS-485 |
コントロールボタン | 配信/録画/入力ソース切り替え(SDI除く) |
USB端子 | USB3.0対応×1(録画用ストレージ、キーボード、マウス接続に対応) |
録画モード | MP4/TS/MOV形式に対応 |
PGMモード |
全画面表示(入力1または入力2を表示) ピクチャインピクチャ(表示位置、サイズ調整可能) 切り替え表示(切り替え間隔1-60秒 1秒単位で設定) |
PGMミキサー | CH1 Embedded Audio, CH2 Embedded Audio, Line in/MicのPGMチャンネルへのミキシング出力に対応 |
その他 |
デバイス名,チャンネル名の設定 ディスクのフォーマット 設定のインポートとエクスポート ファームウェアアップデート NTPによる時刻調整 |
電源 | DC入力 12V2A (ACアダプターより供給) |
消費電力 | 約9.6W |
外形サイズ | 150(W) x 82(D)x 40(H) mm ※突起物は含まず |
質量 | 約0.6kg (ACアダプターを除く) |
仕様について
記載の仕様は設定可能なものをすべて記載していますが、すべての機能を無制限に使用できるわけではありません。 規格によって制限を受ける場合や、使用する機能のCPU負荷率によって制限される場合があります。 なお、CPU負荷率が80%を超えると動作に影響が出ることがありますので、負荷率80%以下で使用する必要があります。
H.265(HEVC)でのエンコードについて
■RTMPでの配信に設定した場合、RTMPの規格がH.265に対応していませんので、エンコードモードがH.265になっていても、 強制的にH.264でエンコードして配信を行います。同じエンコーダーを使用する他の配信や録画もこの動作の影響を受けます。
■RTSPやHLSなどでの配信に設定した場合、本機はH265でエンコードを行いますが、再生環境でH.265のデコードに対応していない場合、映像は表示されません。