PICODRUM(ピコドラム)
PICODRUM(ピコドラム)とは
ピコドラムは、『繰り返しの使用が可能で、持ち運びの出来る光ケーブルがほしい』という要望により開発されました。 フレキシブル金属管に光ファイバを入れ、さらに引っ張り強度および耐水性に優れた ケブラー入りエラストマ被覆を施した「ピコフレキ」をドラムに巻くことで、光ファイバを電工ドラム並の容易さで扱えます。屋外イベント会場や仮設工事、既存のケーブルの断線事故などの緊急時の光接続に最適です。車に踏まれても問題ないので安心です。
雨天でドラムを屋外に置くことができる光コネクタ部に防水性を持たせた、ピコドラムWP型もあります。
PICODRUM(ピコドラム)の特徴
1. 可搬用ドラムに、エレストマ被覆ピコフレキをセットアップした多心光ファイバケーブルで、そのまま現場に持ち込むことができます。
2. ドラム本体にコネクタを接続出来るため、1台のピコドラムでは対応できない距離も、複数のピコドラムを連結して対応できます。また、ケーブルとドラムを分離できるタイプも用意しております。
3. シングルモード及びマルチモードの光ファイバに対応、FC 形及びSC 形コネクタをはじめ様々なコネクタに対応しています。
4. 天候に左右されることなく、屋外での使用が可能で、各種施設およびイベントの光ケーブル仮設工事や、既設光回線の断線事故における緊急時の光伝送ライン復旧工事ができます。〔WP型〕
5. MF-10(ヒロセ電機社製)2心一括防水コネクタ(IP67)をセットアップした光ケーブルドラムで、雨天の中でも安心してお使い頂けます。〔WP型〕
PICODRUM(ピコドラム)の種類
標準仕様
エラストマ被覆とケブラーを内包したピコフレキを採用。側圧に加え、耐水性、張力を強化し屋外仮設に最適。ケーブルの先端とドラムの側面に一般のコネクタを取り付けています。
防水コネクタ仕様
標準仕様と同じケーブルを使用。防水コネクタの採用によりドラムを屋外に置くことが出来ます。防水コネクタを一般のコネクタに変換するショートジャンパが必要になります。
ケーブル分離仕様
ドラムからケーブルを取り外すことが出来ます。なので現場はスッキリ。両端に一般のコネクタを付けられるのでそのまま機材に接続出来ます。樹脂のドラム採用により軽量化が図られています。
PICODRUM(ピコドラム) 標準型
■■■一般コネクタ仕様■■■
ケーブルの先端とドラムの側面に一般のコネクタを取り付けています。
■R-1ドラム
1心~8心まで(1~4心 150m ・6~8心 120m)
■SP-1ドラム
1心~8心まで(300m)
■■■防水コネクタ仕様■■■
ケーブルの先端とドラムの側面に一般のコネクタを取り付けています。
■R-1ドラム
2心、4心。(2心 150m ・4心 120m)
■SP-1ドラム
2心、4心。(~300m)
PICODRUM(ピコドラム) ケーブル分離型
ドラムからケーブルを取り外すことが出来ます。なので現場はスッキリ。 両端に一般のコネクタを付けられるのでそのまま機材に接続できます。 樹脂のドラム採用により軽量化が図られています。 防水コネクタ(2心・4心)にも対応できます。
一般のコネクタ付ケーブルでも、防水コネクタ付ケーブルでも、ケーブルをドラムに 巻き付けるだけなので、対応が可能です。
■GT-310RM
(1~4心 ~150m)
(6心・8心 ~120m)
■GT-380RM
(1~8心 200m)
■GT-450RM
(1~8心 300m)
PICODRUM(ピコドラム) 使用事例
例1: LAN回線工事の迂回仮設工事
例2: 公共通信ラインの応急回線確保
例3: イベント等の屋外中継放送の回線確保